Q:収録のご感想をお願いします。
鈴木達央さん(以下 鈴木):思っていた以上に線が細くて、久しぶりにこういう役やるなぁと。
素直な子でしたし、やっていくうえで奥に対する感情が徐々に変わっていくので、
それをいかに表現しようかなと思いながらの収録だったんですが、
奥をやっていたのが前野ということで気心の知れた役者だったので、その辺は乗っかりながら
面白い芝居の応酬が所々で出来たんではないかなと。
――――芝居の応酬ですか!
前野智昭さん(以下 前野):そうですね。奥は、僕が想像してたよりお茶目だったり人間くさい部分が
イメージしていたより本番では強めに出せたので、
そこはやっぱり現場のノリとか相手とのバランスもあると思いますし、
演じていて非常にシンクロ出来るような感じの収録でした。
僕自身はやり切った感があって、すごく気持ちいいものになりました。
興津さんの関西弁も見事でしたし。
鈴木:いやー最高でしたね。
なんのつけ入る隙もない関西弁でした。
一同:笑
興津和幸さん(以下 興津):ダメ出しがほとんどなかったのが、逆に心配でしたけど(笑)
――――関西のご出身なんですよね?
興津:淡路島の出身なんです。
――――じゃあもう、完璧な関西弁を!
興津:いやいやいや! 関西っていってもエリア広いですからね?
鈴木:いや、もう何も問題もなく……完璧でした!
興津:オイ! 逆に怖いわ!(笑)
僕の場合、関西弁の役をやると、ちょっと粗野な感じになってしまうんですけど、
筧さんって落ち着いてるじゃないですか。
だから、テンションを上げ過ぎないように気を付けましたね。
吉野裕行さん(以下 吉野):僕は楽をさせてもらいました(笑)
役どころ的にもそんなどっぷりではなく、ちょこちょこだったので
おそらく皆、もっと大変なんだろうと思いました。
Q:このCDのおススメポイントを教えて下さい。
前野:全体的に持田さんの心理描写がすごく多くて、
そこで徐々に奥に惹かれていく鈴木さんのお芝居が、
とてもナチュラルでリアルなものになっていたと思いますので、そのあたりですかね。
鈴木:そうですね。恋多き僕としてはその辺はね。
一同:笑
鈴木:ほら、恋愛マスターとしては、その辺をやっぱり上手くやっていかないと。
――――マスターのお芝居はやはり素晴らしかったですか(笑)
興津:素晴らしかったですね! 「恋してた」って持田自身が気付いた時の芝居を後ろで聴いてて、
あぁ、こうきたかぁー! と。
前野:達人は違いますよね(笑)
鈴木:もうね、みんなが僕のことを熱視線で見つめるのでどうしようかなと思って。
一同:笑
鈴木:みんな僕に恋してました。
前野・興津:したした(笑)
吉野:なんか、あんまりドロドロしてないんだなって思いました。
設定的にはもう少し何かあってもよさそうなのに、意外と主人公達が大人で・・…
なので、ライトな空気感がおススメです。あんまり重たいのは疲れます(笑)
Q:HPをご覧の皆様にメッセージをお願いします!
鈴木:持田はもともとノンケだったんですけど、そこからどういう風に奥に惹かれていくのかが
丁寧に描かれている作品です。
僕以外にも樋口だったり筧だったり、周りを盛り上げてくれる魅力的なキャラクターもおりますので、
是非そちらも聴いて頂きたいですし、おっきーの完璧な関西弁も炸裂します(笑)
おっきー筧はすごく優しそうに見えるんですけど、どこか胡散臭いっていうところが個人的にすごいツボでした。
あえて普通にやらないところが、流石やなって思いました。
前野に対しては別に何とも思ってないので、特にないです。
――――こんなことを言われておりますが(笑)
前野:ええもう、全然いいですよ。そう言って頂かないと逆に気持ち悪いですから。
鈴木:大好きだよ!
一同:笑
前野:また変な誤解招くから(苦笑)
それは置いておいて、非常にほんわかする心が温まる作品になっていると思いますし、
これは多分日常的によくあるかもしれない話というか……
誰もが共感出来るつくりになっているかと思いますので、是非いろんな方に聴いて頂きたいと思います。
興津:僕の胡散臭い関西弁を楽しんで頂ければと思います(笑)
吉野:僕はルームシェアは出来ませんが、柔軟性というか…
そういう事に挑戦できるような人間だったらよかったなと、演じてみてふと思いました。
皆さんもぜひ挑戦してみて下さい、ルームシェア。
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